社員にやる気を持たせるな!

社員にやる気が感じられない、モチベーションを感じないという経営者や幹部が多い。

もちろん社内は活気があったほうがいいが、それを強要するのは筋違いで、その分還元しているのか?と問いたい。

 

高校野球たとえて考えてみて欲しい。

社長(=監督)は、勝つために日々考え、戦略を練る。

 

レギュラー選手(=幹部)は、監督の意向を汲み、戦略やチームワークをシュミレーションし、ある程度休みの日も野球のことを考える。

 

補欠選手(=一般社員)は、レギュラーこそ目指せどレギュラーでもないので戦略等は考えない。いや考らえれないといっても良いだろう。スターティングメンバーもわからないチームで協力して作戦を考えろとう方が愚問である。

 

まずは、メンバーを目指し自主練などはすれど、日々勝つためには考えることはできない。(相手も居ないので当然である)

 

しかし会社において、やれ社員に将来を考えろ!モチベーション高く会社の改善に取り組め、売上拡大を考え動け!などという経営者は疑問に思う。

そもそもスタメンにも入れてないし、その待遇すら与えてないのに実践を考えろとはおかしな話ではないだろうか?

 

それを推奨しているセミナーや自己啓発なども同様である。

経営者の満足を促すようなメニューで、社員の事なんか考えてはいない。

(まぁ、報酬をくれるクライアントは経営者なので、そこに向けるのは当然か・・)

それでいて、セミナーを受講したのだから、やる気を出せ!とか言われてもである。

 

まれに、同調するのか、こますりか、それを真摯(笑)に受け、実践し他に進める社員がいる。知識がないのか、自己を考えないのか、テレビなどの情報を鵜呑みにして、真っ先に情報操作される情報弱者と同じである。

 

過信と鵜呑みは禁物の現代において、自分で情報の取捨選択をしなくてはならない。

それを怠ることと等しい。それでいて、鵜呑みにしているんのでプライドと押し売りは宗教の信者のようである。

 

そもそも労働者は労力を対価として働いており、対等な立場でなくてはならない。

それを買うも拒否するもお互い自由競争だし、終身雇用もなくなり、ジョブ型になるならなおさら義理は無い。

いつでも買ってもらえるように商品を磨くのは自己投資で必要であるが・・。

 

なおかつ、グローバル化になり日本的な価値観など不要であり、忠誠にプライベートもサービスして尽くすなど愚の骨頂である。欧米式の契約型に既に移行しているのでる。

 

あなたがプライベートも犠牲にして尽くした会社、出世のためにと尽くした上司は

会社はいつ潰れるか判らない、上司もいつ転職や解雇されるか判らない。

そんな会社や上司にあなたは変わらず尽くしますか?